稲荷坂 (イナリザカ)

nishifu | 2013/9/9 06:40
写真登録: nishifu
稲荷坂(いなりざか)

 稲荷信仰は農業神であるウガノミタマノカミに対する信仰で「稲なり」の転訛といわれる。狐は古来、田の神の使いと考えられたので狐尊信の風が稲なり信仰と結合して、特に江戸時代になると盛んになった。
 これが、農村のみにとどまらず都市にも普及して商業繁栄を招来する神、そして家屋敷の守り神(地守神)となって武家屋敷内をも含めて小規模な稲荷社を祀る風習を生むようになる。これを「屋敷稲荷」といった。
 こうした風習から来る生活感情と付近の稲荷社とのかかわりのなかで拱らばれた坂名として特色があるが、ここの場合は坂上にある江戸初期から続く駒込村開拓名主・高木家の「宗十郎稲荷」に起因する。
文京区の標識(昭和61年3月)より。
距離: 295m | 高低差: 5.95m
東京都 文京区 本駒込四丁目 34-7
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コメント (1)

nishifu
駒込村開拓名主・高木家のことを調べてみたら、今でも稲荷坂上に駒込名主屋敷がありました。この地の開墾を許され名主となった高木将監によって建てられたそうですが、現存のものは享保2年(1717)築と伝えられているとのこと。
次回、この坂を訪ねるときは忘れずに行ってみたいです。
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nishifu